見島 その2 / Mishima Part 2
見島 その1の見島参考情報に続いて探鳥報告です。
図鑑、ネット図鑑、グーグルレンズなどを駆使して調べ調べ確認していったので、間違いがあるかもしれません。
なお、撮影は全てD500 + AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VRで、必要に応じて1.4倍テレコン(TC-14E III)使用。証拠写真が多いので大体はトリミングしています。
行きの船から、オオミズナギドリ。
ほとんど変わり映えしない風景だったが、一瞬、海面に違和感を感じて急いで撮影。初めて見たカンムリウミスズメ。推定生息数5000~1万羽とのことで、レアな出会いだったのかも。
繁殖時以外の一生の大半を海の上で過ごすとか。
宇津の田んぼにいたアオアシシギ。嘴が少し上に反っている。
ノビタキ(メス)。見島ではノビタキはよく見る気がする。
ノジコ。目元が黒いのでオスか。
こちらはメスっぽい。
亜種チュウダイサギ。写真の個体は口角が深く、目先が青く、足が黒い。
目元や嘴の黄色い個体、口角が浅く見える個体もいたが、いずれも胸の飾り羽根はなく、ややスラリと見える体形から、全てチュウダイサギと判断した。
アカハラもたくさんいた。
初めて見るクロツグミ。こちらは滞在中、2回ほど見かけただけだった。
ムシクイの識別は正直言って自信がないが、センダイムシクイで良さそう。
下嘴が幅広で黄色く、黒い部分がないこと、下尾筒がレモン色であること、頭央線(別カットで確認)から判断。日本野鳥の会筑豊支部のサイトなどを参考にした。
こちらは頭部に灰色味があり、背中の褐色と異なるためエゾムシクイと判断。地鳴きもヒィッという声(だったように思う)。
こうして上下に並べると両者の頭部のバランスが相当違うことがわかる。センダイムシクイのほうがスマート感がある。
離島なので、更にレアな種である可能性もあるが、出現していても見分けられる気がしない。
今回、初見の鳥を同定するのにスマホアプリのグーグルレンズが大活躍した。一見すると紛らわしい種類でも、けっこう精度よく当ててくるように思える。画像認識のアルゴリズムから見ると、人の目では惑わされやすい模様や色も区別しやすい場合はあるのだろう。地味なメスを同定したり、絞り込むのにも役立った。
見島 その3につづく