イタチ / Weasel

とある集落の中を車で走っていると、目の前をイタチが横切って、民家の敷地に入っていった。気になって車を降りて待つことにした。何か咥えて戻ってきたので慌てて写真を撮ると、カエルを捕まえたらしい。まるで野菜でも取ってくるようにあっさり帰ってきた。

チョウセンイタチ Siberian weasel
カエル視点だと〇撃の巨人みたいに見えてくる。怖い。

茂みに入った後、すぐに出てきたが、もうカエルを咥えていなかった。イタチの繁殖期は3~5月頃で、8月頃まで子育てをしているとのことである。この時期だと、授乳を終えた子イタチに餌をせっせと運んでいるのかもしれない。

きっとまたすぐ戻ってくるだろうと待っていたら、やはり巣と思しき場所に戻ってきた。更に待つと今度は構えていた目の前に出てきた。

チョウセンイタチ Siberian weasel
茂みの向こうから顔出し

しゃがんで身動きせず撮影していたものの、野鳥と比べると気づいてないの?というほど警戒心を感じない。哺乳類の中には視力があまり良くないと言われるものもいるが、イタチもそれほど見えてないのかもしれない。

チョウセンイタチ Siberian weasel

つぶらな瞳がたまらんです。

チョウセンイタチ Siberian weasel

なんかさっきからカシャカシャ音がするけど何だろう…?という顔。

チョウセンイタチ Siberian weasel

再び民家の敷地に入っていって、見失った。

ちなみにイタチといっても日本にはニホンイタチと大陸系のチョウセンイタチが生息している。ニホンイタチを大陸系の亜種とする見方もあるらしい。両者は頭から胴にかけての長さ(頭胴長)と尾の長さ(尾長)の比率で区別でき、尾長が頭胴長の半分より長いものがチョウセンイタチである。

この写真は非常に分かりやすく各部の長さが写っており、明らかに尾長の比率が大きい。チョウセンイタチだろう。

チョウセンイタチ Siberian weasel

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