Organ Pipe Cactus National Monument その3 / Part 3

その2からの続き

翌日も、Ajo Mountain Loopにやってきた。Estes Canyon – Bull Pasture Trailは、説明によると”Owling”フクロウ観察のポイントと言われていて、特に早朝がおすすめとされている。どのフクロウかは書かれていない。National Monumentには、サボテンの穴を巣穴に利用する小型のフクロウであるサボテンフクロウ(Elf Owl)が住んでいるが、そんなに大型のサボテンが多い場所にも見えないので、違う種類かもしれない。

できるだけ早く開始したいが、早朝のトレイルは大半が日陰なので撮影には不便。
色んな鳥がサボテンの花に群がっているので、蜜か何か、引きつけるものがあるに違いない。ムジトウヒチョウ(Canyon Towhee)
シロハラオオヒタキモドキ(Brown-crested Flycatcher)
残念ながら顔が隠れてしまった。セグロムクドリモドキ(Scott’s Oriole)
ミナミハシボソキツツキ(Gilded Flicker)のオス。
遠くの岸壁をちょこまかと動くイワミソサザイ(Rock Wren)
イワリス(Rock Squirrel)

前日のDesert Trailと違って、谷はかなり賑やかだ。ただ、肝心のフクロウはそれらしい声が聞こえるものの、やはりそう簡単に見つからず…。それでもかなりの数の生き物に会うことができたので、Estes Canyonを選んで正解だった。

コスタハチドリ(Costa’s Hummingbird)
アマツバメもいた。ムナジロアマツバメ(White-throated Swift)

トレイル最高地点のあたりで休憩。鳥と虫の声以外はほぼ無音の世界です。35秒くらいのハエの音で静かだったことに気づく。

Red-backed Whiptail
ノドグロヒメドリ(Black-throated Sparrow)
ハジロバト(White-winged Dove)
すばしっこく地面を走り回っていたハリスレイヨウジリス(Harris’s Antelope Squirrel)。
ミナミハシボソキツツキのメス。頬の赤スポットがない。
車を駐車場に着けた直後に不意に現れたショウジョウコウカンチョウ(Northern Cardinal)。最初は目の前すぎて撮れなかったが、何とかゲット。残念ながらこの後姿をくらましてしまった。
ニシモリタイランチョウ(Western Wood Pewee)。コサメビタキなどと非常によく似ている。
Zebra-tailed Lizard。もうかなり暑くなってきてフラフラする。岩の上も相当熱いだろうに。
この、卵よりも大きなサボテン玉が時々転がっていて、ブーツに突き刺さったりする。アリゾナのひっつき虫。

おまけ。長寿なベンケイチュウだが、(当然ながら)時には枯れてしまうものもある。

かなり太いので100年は間違いなく超えていたに違いない。
内部にはかなり木質の管のようなものが10本ほど、円を描くように走っている。骨格を支えるためのものか、水分を伝えるためのものか、その両方なのかも。

一泊二日で想像以上の結果が得られた。Organ Pipe Cactus National Monumentを選んだのは大正解でした。

その1はこちら

その2はこちら

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