
アナホリフクロウ / Burrowing Owl
アメリカでぜひ見てみたいと思っていた鳥の一つがアナホリフクロウ(Burrowing Owl)である。地面の穴を住まいにするフクロウだ。ミーアキャットのように家族そろって立っている写真をどこかで見たことのある人も多いと思う。基本的に夜に狩りをするが、昼間に外に出ていることもある。
このアナホリフクロウ、一応穴は掘れるらしいが実際には他の動物が掘った穴を利用している。穴を掘る動物としてよく知られているのは中西部の平原地帯に住むプレーリードッグだ。両者の生息範囲を見ると中部では見事に重なっている。しかしアナホリフクロウはカリフォルニアを含む西部にも生息している。図鑑を見ると特にサンフランシスコベイエリアはその北限付近とされている。これは探すしかない。
さて、カリフォルニアでこのフクロウがどこに住んでいるかというと、どうもジリスの巣穴らしいということがわかった。ジリスならあちこちで見たぞ…ということで、カリフォルニアジリスの特に多いエリアで絞り込み。

アナホリフクロウの気持ちになって考えてみる。自分が隠れ家にするなら、①穴が豊富で、なおかつ②外敵を発見しやすい見晴らしの良い場所、を選びたい。そう思って双眼鏡で斜面を観察していると、意外とあっさり見つかった。







