アラスカ その2 / Alaska Part 2 – Denali National Park

その1(Matanuska Glacier)からの続き

Matanuska Glacierから再びアンカレッジ方面に戻り、そのままデナリ国立公園へ向かう。4時間超のドライブだ。あまり店もない不便なエリアなので、朝食や携行食用に食材を仕入れる。

デナリは標高約6190m、北米大陸の最高峰として良く知られている。今回の旅行期間は基本的に曇り続きの天気予報。何も見えないと思っていたが、幸運にもデナリへのドライブの途中からスッキリ晴れ渡ってきた。

デナリ山頂までしっかり見えた。周辺の山よりも倍ほどの高さがあって、明らかに規格外。
翌朝一番のシャトルバスに乗って、公園内へ。
カリブー(Caribou)がいた。
シャトルバスの同乗者たちが次々に動物を見つけたと声を上げる。しかしどこを差しているのかわからない。バスもあまりちゃんと止まってくれない。自分だけ見つけられない気分で苛立ちが募る。ようやく、ゴマ粒大のドールシープ(Dall Sheep)を発見。ツノがあるかどうかもよくわからない。
2025年6月現在、Denali Park Roadは、地滑りによる道路閉鎖でほぼ中間地点のEast Fork(43マイル地点)までしか行くことができない。East Fork橋からの眺め。
後ろ姿しか撮れなかったクビワナキウサギ(Collared Pika)

なかなか動物が見つからないのと、途中で引き返さないといけないことで不完全燃焼気味の気分であったが、帰りにようやくチャンスがやってきた。

茂みから現れたヘラジカ(Moose)の親子。
親は大きめのウマくらいのサイズ。
昔、カナダで見られなかったヘラジカをこの距離で観察できて感激だ。500mm、ほぼノートリミング。シャトルバス乗客も大興奮していた。
ビジターセンターに戻ってくると、近くの茂みにカンジキウサギ(Snowshoe Hare)がいた。全く警戒する様子もなく、草を食べていた。
鳥のようなけたたましい声で鳴くアメリカアカリス(American Red Squirrel)。
今回、宿泊した「ユルト」。これは中央アジアの呼び方であって、モンゴルでいう「ゲル」と同じものらしい。
辺境感を満喫。
天井は冬場にオーロラを観察するために透明となっている。二段ベッド上段の頭方向は真上がこの天窓となっていて、この季節はひたすら明るい。気になる人はアイマスク必須です。
一息ついて、8pmごろから周辺を探索してみる。写真のワークショップ参加者たちが小川の周辺で撮影していた。おすすめスポットなのだろう。主催者はしっかりと私にも名刺をくれた。
翌日はこの川は釣り人たちの遊び場にもなっていた。ただ、やはりクマが出ることはあるらしい。
翌朝、出発まで時間があるので探索してみる。かなり遠いが、ナキハクチョウ(Trumpeter Swan)の親子が湖にいた。
カナダカケス(Canada Jay)の幼鳥と思われる。
冬季は閉鎖される未舗装路のDenali Highway。時間の都合で引き返すしかなかったが、奥まで進んでみたいと思わせる素晴らしいところだった。
湖畔にキャンピングカーで来ている人たちも多い。
なんと、再びヘラジカに出会うことができた。小さなツノが生えかけている。ここまで来てよかった。
ハクトウワシ(Bald Eagle)もいた。
2年目くらいの若鳥のようだ。成鳥ではないが、こちらも見たかった一種なので出てきた甲斐があった。

その3(Seward – Kenai Fjords National Park)へ続く

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