見島 その1 / Mishima Part 1

GW前半に2泊3日で見島へ行ってきました。

見島の日没 sunset in Mishima island

見島は山口県萩市沖にある離島です。渡りの時期になると珍鳥含め多種多様な野鳥が観察できるため、バードウォッチャーには有名な島です。
釣り人もですね。マグロ釣りで有名だった俳優の故・松方弘樹さんの看板なんかも出ています。

私は野鳥の写真を撮るといっても、種類を追うよりは、その野鳥の美しさ、生態・生息環境が良く表現されることを目指しています。
なので離島に行くのがベストとは限らないのですが、やはり近くに住んでいる以上、本格的な渡りのシーズンに一度は見てみたい!ということで出発です。

探鳥報告の前に、島への渡り方、島内情報等について参考兼備忘録として記しておきます(21年5月現在)。

1.島への渡り方

「ゆりや」の船内。船内はきれいで快適。

萩市菊ヶ浜の端のほうに、萩海運の定期船乗り場があります。ここから定期船「ゆりや」に乗って、70分ほどで本村に着きます。

今回はガラガラでしたが、通常であればそれなりに混むのかもしれません。予約しておくのがいいでしょう。

ちなみに、海が荒れ気味だと欠航になります。前回は出発日が全便欠航で萩に足止め、今回は滞在中に一部欠航となり、ヒヤヒヤさせられます。一応、波の高さが3m以上が欠航の目安のようですので、波の情報はよく確認しましょう。なお、萩海運に問い合わせても欠航はあくまで船長判断で、明確な基準は教えてくれませんでした。2.5mの波でも、風の状態などによっては欠航するかもしれません。

choseki.comが見やすい波の予報を掲載しているので、出発前も滞在中もずっとにらめっこしてました。choseki.comが何をソースにして予報しているかは知らないのですが、少なくとも当日情報では気象庁の波高データともよく一致していることは確認できました。

見島には「本村」と「宇津」の二つの集落があり、「本村」のほうが少ないながら店もあって大きいです。私は宇津のほうがこじんまりとして好きです。定期船は宇津にも入るため、好きな方で乗り降りできます。

2.島内情報

今回、島へはバイクを載せて行きました。

小さな島ですが、徒歩であちこち回ろうとすると、それなりの距離になります。ちなみに計測してみると、本村港から反対の端にある北灯台まで5.6kmでした。とはいえ、大抵の方は徒歩だと思うので、滞在自体はなんとかなるでしょう。

バイクはポイント間を素早く移動するのには便利です。買い出しにも行けますしね。 ただし休日は給油できない可能性があるので、ガソリン残量は注意が必要です。(前回行った時にやらかしてしまい、商店の方にお願いして分けてもらったことも・・・) また、どうしても音はするので、他のバードウォッチャーの方とすれ違う時は気を遣います。

民宿によっては軽トラを貸してくれることもありますが、他のお客さんもいると難しいのでは?と思います。

商店は、本村にコンビニ(ポプラ)が出店しています。19時までの営業でしたが、酒類含めコンビニらしいものは一通りそろっており、強い味方になりそうです。ただし、輸送費として10%の割り増し代金となるので、気になる人は持ち込みましょう。

その他、本村には食事のできる店が2軒ほどあるようですが、残念ながら入っていないので詳細不明です。グーグルマップで見る限り、きちんとしたものを食べさせてくれそうです。

宿泊は、本村と宇津にそれぞれ民宿がいくつずつかあります。ネットに情報は出てくるものの閉業されている民宿もあり、今後はちょっと心配です。

北国屋旅館での食事

今回は宇津の「北国屋旅館」にお世話になりました。

グーグルマップのレビューでは若干、点数が低めでしたが、びしょ濡れで到着した時も親切に対応して頂けましたし、館内も清潔感があって快適に過ごせました。
風呂は改装された雰囲気で、トイレはウォシュレット付き。

料理もおいしくいただきました。
焼き物に牛肉が紹介されている例が多かったですが、今回2泊はサザエと豚肉でした。
過去に泊まった「みとら」「赤崎旅館」のほうが、料理は良かったように思います。

島内にはキャンプ場もあります。宇津の船着き場から歩いて数分の所にあり、水道やトイレ、調理場など一通りはそろっています。夏季のみの営業となっているらしく、GW中は閉鎖されています。

ただ、勝手に利用することは可能なようで、裏手にテントを張って滞在している人がいました。

結構な分量になったので、探鳥報告は分けます。

その2へつづく

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です