東よか干潟 1日目 / Higashi-yoka tidal flat day 1
福岡に行く機会があったので、佐賀県の東よか干潟まで足を伸ばしてみた。ちょうどこれから大潮を迎える週末で、シギ・チドリ観察には絶好だと期待したい。
日の出前に到着した。この日は8時過ぎに満潮のため、大体2時間前。すでに常連風の人たちが10〜20人ほど来ている。
波打ち際をクロツラヘラサギのグループが列をなして進む。長い嘴で餌を探している。
シギチの群れが舞う。周りから聞こえてくる声によると、いつもよりは少ないらしい。
干潟の前は柵が設けられていて、これ以上は近づくことができない。普通の格好で干潟に侵入する物好きもいないだろうが…。シチメンソウの群生と柵の間を移動することができるが、満潮時にできるぬかるみがそのまま残っている場所もあり、長靴必須である。私は知らずにいつものブーツでやってきたので、少々不便だった。泥は粘土質でベタベタする。久しぶりに引っ張り出してきたと思しき長靴の底が抜けてしまった、気の毒なご婦人もいた。
絶滅危惧種のシチメンソウが干潟を覆う。真っ赤になるシーズンは11月ごろで、まだちょっと早い。
さて、ここから細かく見ていくが、何せシギチの識別には自信がないので、間違っていたらすみません。
図鑑とネットの実写情報、グーグルレンズなどを駆使して1000枚規模の学習をしたので、私の脳内AI(というかartificialでない脳本来の働きですね)もだいぶ識別力が上がったはず…!
オオメダイチドリ。左のハマシギより大きく、足が長い。嘴は小さい個体もいるようなのであまり当てにならない。
ハマシギに混じって、トウネンが1羽。
コオバシギ。光が良くないので色味が分かりづらい。
アオアシシギ、コアオアシシギの群れにオグロシギ(中央2羽)。右側個体は夏羽の赤褐色味がある。最初、どうにも識別できなくて後回しにしていたもの。
ちょっとピンボケだがムナグロ。
ダイゼン、ハマシギなどに混ざって橙色味のあるオオソリハシシギが一羽。
アジサシかな?アングルが少なくてこれ以上よくわからない。
この日は大潮まであと3日というタイミングだったが、期待したほど水位は上がってこなかった。満潮時でも波打ち際は柵の向こう20m程度。柵の手前に鳥が降り立つことはなかった。光も差してこず、撮影条件としてはいまいちであった。