オオカワラヒワ / Oriental Greenfinch (subspecies)

カワラヒワの仲間に冬鳥として飛来する亜種オオカワラヒワ(C. s. kawarahiba)がいる。といっても恥ずかしながら私もそんな亜種がいたとは知らず、鳥仲間に教わって探してみた。

まずこちらが亜種カワラヒワ。普通?のカワラヒワ。図鑑によると亜種オオカワラヒワは「亜種カワラヒワに比べて頭部の灰白味は強く、三列風切の白い部分は幅が広い」とある。これを踏まえて以降の写真を比べてみよう。

亜種カワラヒワ Oriental Greenfinch (C. s. minor)
亜種カワラヒワ / Oriental Greenfinch (C. s. minor) | Nikon D500 + AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR

福岡県の宝満川沿いにたくさんカワラヒワがいた。大陸にも近いしここならいるんじゃないかと思って観察してみる。

亜種オオカワラヒワ Oriental Greenfinch (C. s. kawarahiba)
頭が灰色だぞ…なんだかそれっぽい
亜種オオカワラヒワ Oriental Greenfinch (C. s. kawarahiba)
別個体。三列風切の白い部分が太くオオカワラヒワのようだ。頭に灰色味がないのでメスと思われる。
亜種オオカワラヒワ Oriental Greenfinch (C. s. kawarahiba)
これは明らかにいつものカワラヒワではない。頭の灰白味、三列風切のどちらも特徴通りのオオカワラヒワだ。
亜種オオカワラヒワ Oriental Greenfinch (C. s. kawarahiba)
そう思って見ていると、その辺のカワラヒワはみんなオオカワラヒワに見えてきた。
亜種オオカワラヒワ Oriental Greenfinch (C. s. kawarahiba)
あいつも、こいつもそう

ということで、何のことはない。どうやら冬にいつも見ていたのがオオカワラヒワだったのである。また一つ鳥を見る目が細かくなりました。

ところで、学名を見ると亜種カワラヒワがC. s. minorで、亜種オオカワラヒワがC. s. kawarahibaとなっている。学名のルールは素人だが、推測するに、大陸型のオオカワラヒワが標準的で、日本で普通に見られるカワラヒワが「小」カワラヒワということだろうか? まあ小でも大でもどちらでもいいんですが。

木の枝に10羽ほどで集まるキジバトOriental Turtle Doves gather in groups of about 10 on a tree branch.
キジバトのねぐらもあった。
夕暮れを飛ぶ三羽のミヤマガラスのシルエット Silhouettes of three Rooks flying at dusk
こちらは夕暮れ。大勢のミヤマガラスが飛んできた。
夕暮れを飛ぶミヤマガラスの群れ Flock of Rooks flying at dusk
畑などで昼の採食を終えて、九千部山方面のねぐらに移動しているらしい。

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