Piestewa Peak Trails (Phoenix)

前回に引き続き、フェニックス近辺のトレイルを探索する。フェニックス・マウンテンズ保護区は市街地に囲まれていながら、一歩足を踏み入れると、ここが街だったことを忘れるほどの広大な自然エリアになっている。早朝のPiestewa Peak Trailsを歩いてみた。

喉の黒が薄いノドグロヒメドリ(Black-throated Sparrow)。多分幼鳥。
こちらは間違いなく成鳥のノドグロヒメドリ。
枝被りだが、ハイノドヒタキモドキ(Ash-throated Flycatcher)。

アメリカに来て、鳥の英語名と和名を調べていると、和名に「〜モドキ」がやけに多い。このハイノドヒタキモドキを入れるとすでに7種が「〜モドキ」を拝命していた。どうやら、「ヒタキ」「ヒタキモドキ」、「ムクドリ」「ムクドリモドキ」のように科名レベルで外見に基づいて「モドキ」を付けているらしい。もちろんこれは和名視点の命名なので、英名とは関係ない。記号に過ぎないとはいえ、心情的にはニセモノ扱いされているようで気の毒な気分になる。

太い眉班が目立つサボテンミソサザイ(Cactus Wren)。
バッタを捕えた別個体。サボテンミソサザイはアリゾナ州の州鳥とされている。
トレイルの丘を登ると、遠くにフェニックスの街が見える。500mmで撮った写真を結合。
メキシコマシコ(House Finch)は砂漠にもいる。
Common Side-blotched Lizard。blotchとはインクなどの染みのこと。写真では見えづらいが、脇腹に黒い染み模様がある。
何かサボテンの上に動く気配を感じたら、リスがサボテンの花を食べていた。砂漠に適応したジリスの一種ハリスレイヨウジリス(Harris’s Antelope Squirrel)。
器用に両手で花を抱えて食べる。手振れ補正の動作音が盛大に入ってしまった。動画は更に電子手振れ補正が入っているので三脚撮影ではない。
Tiger Whiptail。警戒心が強くあまり近づけなかった。
水色のアイリングが目立つ、ハジロバト(White-winged Dove)。
ふと見ると、別のサボテンでも同じようにリスが花を食べていた。貴重な給水源かもしれないが、数には限りがあるのであっという間に無くなりそう。
せわしなく小枝の間を飛び回っていたオグロブユムシクイ(Black-tailed Gnatcatcher)。メスのようだが、頭部に黒色部が少し見えるので、非繁殖期オスかもしれない。

今回もあわよくば、キタチャクワラ(Common Chuckwalla)が見つかることを期待していたが、こちらは収穫なしだった。

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