ワタリガラスなど – Devil’s Slide Trail and Mavericks Beach

妻とサンフランシスコ方面から南に帰るのに、時間があったのでベイエリアの反対側、つまり半島の外海側を通ることにした。

Devil’s Slide Trailは、トンネル開通で使われなくなった旧道をそのままトレイルにしたと思われる場所で、ダイナミックに切り立った崖から海を望むことができる。

細長い岩場に並ぶカッショクペリカン(Brown Pelican)たち。
目を下に移すと、平坦な場所はアオノドヒメウ(Brandt’s Cormorant)の黒い姿で埋め尽くされていた。かなり豊かな海らしい。
ワタリガラス(Common Raven)。堂々たる姿をしている。

ワタリガラスは北米には普通に分布していて、郊外にペアでいることが多い。Cowell Ranch Beach Accessなどで飛翔する姿はこれまでにも何度か見ていたが、今回は目前の崖でほぼ最短距離で撮影することができた。しかも薄曇りでカラスの撮影には大変都合が良い。

体が大きく、首周りがフサフサしている。
こちらは、アメリカでごく一般的に生息しているアメリカガラス(American Crow)。日本のハシボソガラスよりも小さく、何だかかわいい声で鳴く。
実は先週もここに来ていた。偶然にもクジラの群れを見ることができたのだが、急に立ち寄ったので望遠レンズを持っておらず、不覚にもスマホでしか撮影できず。当然というべきか今回はクジラの影も形もなく、やはりチャンスには常に備えていないといけないと反省。
トレイルの近くにはこのような異様な建造物もある。Devil’s Bunkerと呼ばれ、戦争中に建てられた測量所の跡地らしい。
Half Moon Bayへ向かってさらに海沿いを進むと、Mavericks Beachというちょっとした半島とビーチがある。アザラシがのんびり泳いでいた。おそらくゼニガタアザラシだろう。
ミヤマシトドの幼鳥と思われる。特徴的な白線が頭にうっすら見える。
ビーチ脇の林はオオアオサギ(Great Blue Heron)とゴイサギ(Black-crowned Night Heron)のコロニーになっていた。
アメリカの海岸にはあちこちで座礁した船が放置されているのを見かける。

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