ウミネコ / Black-tailed Gull
台風が近づくなか、光市の虹ヶ浜を覗いてみた。台風前など強風が期待できる時には、県外からもサーファーがやってくる。この日も広島から多数来ているようだったが、如何せん波は大したことがない様子。
砂浜の外れの方の河口部は砂洲状になっていて人が少なく、好きな雰囲気なのだが、残念ながらそれほど野鳥のヒット率は高くない。遠浅ではないためか、シギも見たことがない。ただ、ウミネコはよくいる。
いつの間にか、Googleマップにも登録されていた。
この日は多数のウミネコが砂洲に集まっていたので、観察してみることにした。
※生態観察なので写真は多めです
波に洗われて陥没した砂浜に隠れながらにじり寄る。ちょうど追い風なので、鳥が自分のいる方向に飛び立つ絶好の位置。
大半のウミネコは砂浜で休んでいたが、一部は随分と興奮した様子で海に飛び込んだり、追いかけっこしたりしている。
右は葉っぱ、左は…小石?
こちらも何度も飛び込んでは、小石だか木片だかを必死に追いかける。
小枝とか。もう何でもいいらしい。
奪い合いも始まった。
と、ここらあたりまできて、大騒ぎしているのが全部幼鳥だということに気づいた。この写真下は成鳥だが、まだ若いのかも。
あっちもこっちも何か咥えてる。遊びながら狩りの練習といったところだろうか。
大人たちに混ざって、得意げに木端くずをアピール。
ぜんぜん興味ない大人たち。
波に押されて群れも前進してきたのでだいぶ距離が縮まってきた。
距離が詰まってきたせいか、飛び立ち始めるものもちらほら。
なにか声をあげていると…
横から吠えられる。
飛び立つ前にビュッと。
いつもと違う台風接近という環境だったので、面白い行動が近くで見られたのかも?
楽しい観察でした。