道東 2日目 霧多布 / Eastern Hokkaido Day 2 Kiritappu
霧多布〜別当賀
前日は到着から時間があまりなく、ラッコも見つけられなかったので、今朝の目標はまずはラッコである。岬の風景も撮影したいので、夜明け前から出発(といっても車で数分なのでありがたい!)。
太陽が出てきた後、気が付くと波の穏やかな岬の北側にラッコが浮かんでいた。一頭は少し遠かったが、もう一頭がかなり近い見下ろす位置に出てきてくれた。宿で聞きそびれたが、今年は繁殖してないんだろうか?
ひとしきり岬を撮影して宿に帰ってくると、ちょうどハギマシコたちが来ていた。
宿を出て霧多布湿原へ。この時期の湿原ではあまり鳥は期待できないようだったが、一応押さえておく。
周辺には散策や自然観察のための木道があちこちに設けられている。比較的、河口に近い所にある奥琵琶瀬野鳥公園に立ち寄ってみた。
ここからは霧多布を離れ、県道142号線の北太平洋シーサイドラインを経由して標津町、羅臼方面に向かう。
幌戸沼にいたオジロワシのペア。雌雄は大きさくらいでしか見分けられないようだが、右手の一回り大きく見えるのがメスだろうか。
根室まで寄る余裕は無かったのだが、今回見ておきたかったのが別当賀のフレシマ湿原である。
2kmほど走ると、海岸前に広がる手付かずの湿原に出た。あいにく鳥の気配はそれほどでも無かったが、特別な雰囲気がある。
…のだが、なにやら違和感を感じる風景も。
どんな風景が見られるだろうとワクワクしながら道の先端まで行くと、閉鎖されていた。
原初の自然を保護したいというのはわかる。でも、なんだろうか、この違和感。
保護のために土地を買い上げて、その所有権を殊更に主張している姿って、この「原初の自然」からは程遠い人間の営みだなぁと。そうした滑稽さも感じつつフレシマ湿原を後にした。
観察記録
オオセグロカモメ
ラッコ
ハジロカイツブリ
ハギマシコ
タンチョウ
エゾシカ
ホオジロガモ
オナガガモ
オオハクチョウ
コガモ
ノスリ
オジロワシ
オオワシ
ウソ
二日目 羅臼へ続く