青木ヶ原樹海 / Aokigahara Sea of Trees
河口湖、山中湖、精進湖からの続き
青木ヶ原樹海は西暦864年の貞観噴火によってできた溶岩台地の上に形成された森である。元々が溶岩ででこぼこしているうえに土が薄く、木が深く根を張ることができないため、独特の異様な景観を呈している。苔むした深い森のイメージそのままで、非常に神秘的だ。ずっと歩いてみたかった場所だ。
「入ったら出てこられなくなる」イメージもある樹海だが、実際は遊歩道が広く整備されており普通にハイキングできる。富岳風穴の駐車場に車を停めると、すぐ近くにいくつか入り口がある。
この日は日曜日で、周辺の有名どころは大混雑、道路もバンバン車が走っている。でも、樹海には誰も来ない。本当に来ない。なにせ、出発から3時間近く経って、ようやく一組のハイカーが追い越して行っただけなのだ。結局、6時間滞在した間に、10人ほどしかすれ違わなかった。おかげでこの素晴らしい風景を存分に味わうことができた。
時間を決めずに歩いてみたら、当初見込みの3時間の倍も滞在してしまった。本当に神秘的で素晴らしい森なので、是非これを見た方も行ってみてほしい。イメージ先行で食わず嫌いしているのはもったいない。