ジョウビタキ / Daurian Redstart
ジョウビタキがやってきたようで、家にいると外からヒッヒッ、カッカッと聞こえてくる。
出てみると早速オスに遭遇。暗い植え込みをバックに、白い頭とオレンジ色が映える。冬の間はずっと近くにいるのでだんだんと見慣れてしまうが、オスもメスも美しい姿をしている。
この鳥を見てしばしば思うのが、まだ自分が鳥に興味を持つ以前は、全くこの野鳥の存在を認識していなかったということである。こんなに目立つ姿をしているのに。実家の庭にもよく現れるので、子供の時にも身近にいたはずだが、全然記憶がない。
『ドラえもん』に「石ころぼうし」という、かぶるとまるで道端の石ころにでもなったように誰にも気づかれないという道具がある。まさにそんな感じで、興味がない人間にとっては石ころのような存在なのだろう。親に写真を見せても「こんなのいるんだね」という感じのリアクションだったので、みんな同じようなものなのかもしれない。
森の中では、ちょうど木漏れ日の差し込む枝先のナイスポジションでメスを撮影。いきなり近距離で雄雌撮れて気分の良い散歩になった。
何かのつぼみか若芽らしい。ライムグリーンのような色がきれいだ。
羽繕いをするスズメさん。