お散歩野鳥観察 / Bird watching on a walk
どこにも撮影に出かけなかったので、日没間際に家の近所の川べりを散歩がてら、身近な鳥たちを撮影した。
特にめずらしい野鳥の集まる場所でもないし、自分が好む低位置からの撮影ができる場所もない。でも人馴れしているので、カメラを向けても意外と逃げないのは良い点だ。郊外だとカルガモさえ近づかせてくれない。街中なら野鳥撮影初心者の人はヘタに遠出するよりも近所での撮影がおすすめ。
散歩したのは川幅10メートルかそこらの小さな川だが、これも撮影には意外とよいことに気づいた。
カモ類は広い池にいることが多い。これだと、どうしても撮影距離が長くなりがちで、写真撮影としては面白くない。小さな川なら嫌でも川幅以上の距離にはならないので、あとは鳥の警戒度次第というわけだ。※そうはいっても今回の写真も多少はトリミングしてあります
もう一つ見過ごせないのが背景で、「広い池で角度を付けてカモを撮ると全部同じになってしまう問題」である。
そこそこ流れのある川だと、川面自体に変化がある。これなら多少角度がついていても絵としてまとめやすいように思う。
コガモ雄。コガモの英語名はTealで、トモエガモはBaikal Teal。両者とも小型のカモでコガモ雄も案外と綺麗な姿をしているので、近縁なんだろうか。生息域はコガモは北半球全域に分布しているのに対して、トモエガモがユーラシア東北部に限定される。
マガモ雌。チャームポイントの青い大雨覆にちょうど光が当たっている。
見下ろすポイントでちょっと嫌そう?まだ大丈夫か?
と思っていたら、こっちに向かって高々と左足を上げて、ペロッと見せてくれた。そんなに恥ずかしげもなくおっぴろげていいんですかっ…
実際のところ、この動作の意味はよく分からない。何十秒か、ポーズを決めていたが、単なるストレッチのようなものなのか。どなたか詳しい方、教えていただけないでしょうか。
サービス満点のメスさんに比べて、しけた面でこっちをうかがうオス。眼だけはちゃんと見てる。
このアオサギはいつも目の前の家からご飯をもらうために、ここで待っているらしい。
この距離だとカワセミにはちょっと遠い。
今回は本当に身近な鳥ばっかりだが、以上。