探鳥前の風景 / Landscape photography before bird watching

今日はがっつり撮影するつもりで仕事を休んで阿知須にやってきた。この辺りは土路石川河口の様子など、風景写真も撮ってみたいところがいくつかある。鳥優先だとなかなか車を止める踏ん切りがつかずにスルーしてしまっていた。

それほど冷え込みの厳しい朝ではなかったが、田畑の上に霧が出ていた。

地面付近に霧がかかる夜明け前の阿知須の田園風景。きらら浜自然公園の向こうの空は赤みかかっている。
日の出直前。田畑の向こうがきらら浜。 | Nikon D750 + AI AF Nikkor 85mm f/1.4D IF
きらら浜の向こうに半分ほど太陽が出てきた
日が出てきた

カワウの群れが編隊を組んで一斉に東へ向かっていく。良い餌場でもあるのか?

夜明け前の空をV字の列をなして飛ぶカワウの群れ
写っていない分も含めて数百羽ほどはいそう

今回はいつもの24-70mmではなく、85mm F1.4を選択した。以前にもこの「ポートレートレンズ」を風景撮影に使うのが気に入っていることを書いたのだが、やはりしっくりくる。生身の視野に近い自然な範囲を写しつつ、適度な圧縮効果も得られる。妙に気持ちの良い奥行き感が得られる時があって、そういう時がたまらない。日本の風景のスケール感にも合っている気がする。開放F1.4を活かして遊ぶこともできる。

オレンジ色に染まる朝日の方に向かって数百羽のカワウの群れが飛ぶ
カワウが朝日に向かって飛んでいく
朝焼けと、堤防に整然と並ぶ電柱
堤防に並ぶ電柱も、こんな雰囲気なら悪くない?

土路石川河口。本当はもっと水の引いた、蛇行する河口の様子を撮りたかったのだが、少しタイミングが悪かった。

大きく曲がる河口に朝日が反射する。全体が朝焼けでオレンジ色に染まっている

紅葉も色褪せて、落ち始めている。

田んぼの脇に立つ一本の木が赤い葉を付けている。奥から朝日に照らされている。

霧はだいぶ晴れてしまった。一見、コンバインが動いているような構図だが、これは休止中。

朝日に照らされる田畑が金色に輝く。稲刈り中のコンバインが止まっている。

緩やかなカーブの脇に立つ栗の木。なお今回の写真はLightroomの風景プリセットをベースに仕上げてある。普段プリセットはあまり使わないが、今回はイメージにかなり近いものが得られたので、そのまま活用することにした。

栗の木と、カーブの向かいに立つミラー。朝の柔らかい光。

川の向こうにもカワウの列がやってきた。

土路石川の河口。朝日の下にカワウが列をなして飛んでいる

この後の鳥見は次の投稿で。

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