プラナリア / Planaria

以前からどうしても捕まえてみたい生き物がいた。子供が暇だというので、道具を持って外に連れ出し、ついに捕獲してきた。

プラナリア / Planaria
Nikon D500 + Tamron SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD

プラナリア(Planaria, 学名Tricladida)。ウズムシとも呼ばれる。Wikipediaのプラナリアの説明によると、

生物学でプラナリアという場合、日本ではサンカクアタマウズムシ科ナミウズムシ属のナミウズムシであることが多い。

とのことで、おそらくナミウズムシではないかと思う(頭も三角だし)。寄り目な顔がなんともコミカルで、現実世界の生き物なのに何かのキャラクターが飛び出してきたような感じだ。虫眼鏡があれば顔を見ることができる。肉眼でもがんばれば一応わかる。

プラナリア / Planaria

プラナリアの捕獲は簡単である。浅瀬のある小川で、石をめくって裏側を観察してみよう。流れの穏やかなところが良いようだ。じっと眺めていると、いろんな生き物たちが動き出してくる。その中でナメクジのようなニョロニョロした動きをしている、4ミリメートルほどの生き物がいれば、それがプラナリア。

こんな感じの川ならきっといるはず。

プラナリアがいそうな河原 Riverbanks where planaria may be found

小さな筆のようなもので、傷つけないようにかき取り小瓶に移す。

ちなみに我が家ではその他、4種類くらいの昆虫のような生き物が巻き添えで捕獲された。しかし、しばらく観察していると、なぜか虫たちが団子状態で固まって、もがいているではないか。よく見るとプラナリアが巻き付いている。再びWikipediaによると、

主にカゲロウの幼虫などの水生昆虫を餌としている。

ということで、喰ってました。

捕食行動を観察してもよかったのだが、気の毒だったので虫たちは川へ戻し、プラナリアだけの観察とした。
最初の石で捕獲したほか、15分程度の間に4匹捕獲。水質には敏感なようで、川は選ぶ必要がありそう。

プラナリア / Planaria

さて、このプラナリア、一部の間では非常に有名である。ググればすぐに出てくる通り、身体の再生能力が極めて高いために、切断してもどこからでも再生する。尾からは頭が、頭からは尾が生えてくる。切断実験については調べればいろんな報告があるので他所に譲りたい(苦手な方は画像検索などしないようにしましょう)。私はとりあえず二つに切って、経過を観察するつもり。

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