道東 4日目 / Eastern Hokkaido Day 4

弟子屈〜釧路

あっという間に道東の旅も最終日となった。本日は弟子屈から鶴居村を経由し釧路空港に向かう。

6時前に目的の音羽橋に到着。先客は一人だったが、続々と人が現れ最後は10数名ほどになった。平日のせいか、常連の地元バーダー風の人が多い。気温はマイナス12℃ほど。風はないため装備を固めていれば過酷というほどではない(装備については1日目を参照)。

音羽橋はタンチョウのねぐらが観察できるポイントとしてよく知られている。橋から撮影するロケーションのため、誰が撮っても同じような絵になることは否めないものの、初めてのタンチョウ撮影であればやはり外せないだろう。

音羽橋からの夜明けの風景 Dawn view from Otowa Bridge
橋からの眺め。奥の方にタンチョウのねぐらがあり、100羽ほどが集まっているのが見える。東向きなので朝の撮影は基本的に逆光となる。
夜明けの雪裡川とタンチョウのねぐら Setsuri River and red-crowned cranes roosting at dawn
日の出前の様子。ねぐらはかなり遠い。D500+500mmで全体感がようやく見える程度。
ねぐらから飛び立った2羽のタンチョウ Two red-crowned cranes fly away from their roost
まだ暗い中、早々と2羽が飛び出してきた。
夜明け前に飛翔するタンチョウ A red-crowned crane in pre-dawn flight
1.4倍テレコン(700mm F8)での撮影中だったので、追随できるか焦る。
朝焼けを背景に飛ぶタンチョウのクローズアップ Close-up of a red-crowned crane flying against the backdrop of the morning glow
ちゃんと撮れた。
飛翔するタンチョウ A red-crowned crane in flight
近すぎる。よく見ると近接時用にカメラを持ち替えている人もいる。
朝日に照らされる欄干の上に成長した氷の結晶のクローズアップ Close-up of ice crystals growing on the parapet lit by the morning sun
欄干に付いた氷の結晶が、見たことがない形に成長している。
音羽橋を通るキタキツネ Fox passing by Otowa Bridge
キツネも橋を通る。
餌を咥えたタンチョウの幼鳥 A juvenile red-crowned crane with food in its mouth
ある一家がねぐらを離れてこちらまで餌を探しに歩いてきた。幼鳥がザリガニのような生き物を咥えている。
朝日が差すタンチョウのねぐら A red-crowned crane roost in the morning sun
7時13分。ようやくねぐらに日が差してくる。
餌を幼鳥の元に運ぶタンチョウ A red-crowned crane carrying food to its young
親鳥が餌を取って歩いてくる。
幼鳥に餌を渡すタンチョウの親鳥 Parent cranes passing food to a young bird
幼鳥に渡す。自分でも取っていたが、まだ世話をしてもらっているようだ。
朝日が差す雪裡川の風景 Scenery of the Setsuri River in the morning sun
手前で一家が採餌中。
幼鳥に餌を渡すタンチョウの親鳥 Parent cranes passing food to a young bird
また何かもらっている。
霜の降りた木々が朝日で黄色く染まる Frosty trees turn yellow in the morning sun.
青空をバックに飛翔する三羽のタンチョウ Three red-crowned cranes in flight against a blue sky
数少ない順光ショット。24-70mmでは遠すぎたので、サブカメラはフルサイズなら70-200mmくらいがちょうど良いのかも(持ってないけど)。
一斉にねぐらを飛び立ちこちらへ向かってくるタンチョウたち The red-crowned cranes fly away from their roosts at once and come toward us.
明るくなり、続々と餌場に向かって移動し始める。
川で採餌するタンチョウの親子 A red-crowned crane and its offspring foraging in the river
引き続き親子の様子。
川に立ち朝日を浴びるタンチョウ A red-crowned crane standing on the river and exposed to the morning sun
大きく翼を広げて着水する直前の2羽のオオハクチョウ Two whooper swans just before they spread their wings wide and land on the water.
オオハクチョウが飛び込んできた。ユーモラスな表情。
大きく翼を広げて着水する直前の2羽のオオハクチョウ Two whooper swans just before they spread their wings wide and land on the water.
タンチョウの親子 A red-crowned crane and its offspring
親子たちも移動を始めるようだ。
一斉に翼を広げて飛び立つタンチョウの親子 A red-crowned crane parent and child spreading their wings in unison and taking off.
親子が同時に翼を広げる。いや、子供の方がワンテンポ遅いか。
一斉に翼を広げて飛び立つタンチョウの親子 A red-crowned crane parent and child spreading their wings in unison and taking off.
一斉に翼を広げて飛び立つタンチョウの親子 A red-crowned crane parent and child spreading their wings in unison and taking off.
一斉に翼を広げて飛び立つタンチョウの親子 A red-crowned crane parent and child spreading their wings in unison and taking off.
一斉に翼を広げて飛び立つタンチョウの親子 A red-crowned crane parent and child spreading their wings in unison and taking off.
飛翔するタンチョウ A red-crowned crane in flight
たくさん飛翔を見ることができた。逆光も好んで撮る方だと思うが、光の乏しい夜明けでもあり、色乗りは非常に良くない。次は順光が狙える場所からも撮りたい。
霜で真っ白になった小道と林 Paths and woods turned white with frost
雪ではなく、霜だけで幻想的に真っ白に染まる。

本当は音羽橋の後にタンチョウサンクチュアリに行くつもりだったのだが、ここで十分見ることができたこともあり、予定変更して釧路へ向かうことにした。なぜなら、まだあのシマエナガを見ていないからである。

そもそもエナガは小群を作ってあちこち移動して暮らしているので、普通のエナガでも見つけようと思って見つけるのは案外大変だったりする。シマエナガも似たようなものだと思われ、4日もあればどこかで会うだろうとたかを括っていたら、結局一度も見なかったのであった。

釧路市内には春採公園という大きな自然公園がある。エナガのような小鳥は闇雲に田舎を探すより、かえって都市公園の方が場所が限定されて出会いやすいのではないかと考え、春採公園に賭けることにした。釧路空港でレンタカー返却など諸々の手続きを考えると残された時間は1時間ほど。シマエナガは見つかるだろうか…。

シジュウカラ Japanese Tit
シジュウカラ。君じゃない。
コガラ Willow Tit
コガラ。ごめん違う。
カケス Eurasian Jay
カケス。いいんだけどね…。

ということで時間切れ。地元のマダムたちも散歩しながら「シマエナガ、いるらしいわよ」「見たことないー」などと話していたので、いることはいて、人気なのだろう。またいずれ探しに来たい。

観察記録まとめ ★は初見
アオサギ
ウソ★
ウミアイサ
ウミネコ
エゾシカ
オオセグロカモメ
オオハクチョウ★
オオワシ★成鳥
オジロワシ★
オナガガモ
カケス
カモメ
カワアイサ
キタキツネ
クロガモ★
コオリガモ★
コガモ
コガラ
シジュウカラ
シノリガモ★
シマフクロウ★
シロカモメ★
セグロカモメ
タンチョウ★
ノスリ
ハギマシコ
ハシブトガラス
ハシボソガラス
ハジロカイツブリ
ヒメウ★
ホオジロガモ★
マガモ
ユリカモメ
ラッコ★

おわり

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