![](https://narakiphotography.com/wp-content/uploads/2024/04/20240407-Z8A_5564-1024x682.jpg)
ヒメシジュウカラガン、シギ3種 / Cackling Canada Goose and three snipes
山陽小野田市にシジュウカラガンが飛来した。
首輪がないので、シジュウカラガンの幼鳥か、亜種ヒメシジュウカラガン(の幼鳥)と思われる。これについて鳥仲間では色々と議論があったが、実物観察経験者の意見やマガモとの大きさ比較も含めておそらくヒメシジュウカラガンであろうという結論になった。
![ヒメシジュウカラガン Cackling Canada Goose](https://narakiphotography.com/wp-content/uploads/2022/12/20221211-DSC_0929.jpg)
シジュウカラガンについては、繁殖地の荒廃により一時は日本への渡りがほぼ途絶えていたようである。近年は回復活動が実を結び飛来数が増えている。といっても東北が中心で西日本まで飛来することは滅多にない気がする。
おなじみアオアシシギ。
![アオアシシギ Common Greenshank](https://narakiphotography.com/wp-content/uploads/2022/12/20221211-DSC_0952.jpg)
アカアシシギもいた。
![アカアシシギ Common Redshank](https://narakiphotography.com/wp-content/uploads/2022/12/20221211-DSC_0955.jpg)
アカアシシギ / Common Redshank
アカアシシギとツルシギはよく似ている。アカアシシギの次列と初列風切の一部は白いことで識別できる(下写真)。なお、嘴についてはアカアシシギは全体が赤く、ツルシギは下嘴基部だけが赤いとされ、その点からは上はツルシギのように見える。しかし風切羽根の方が明白な特徴だろう。嘴や足の色などは個体差や年齢による違いもあって本当に紛らわしい。
![飛翔するアカアシシギの後ろ姿 Back view of a Common Redshank in flight](https://narakiphotography.com/wp-content/uploads/2022/12/20221211-DSC_0968.jpg)
最後にイソシギ。
![イソシギ Common Sandpiper](https://narakiphotography.com/wp-content/uploads/2022/12/20221211-DSC_0972.jpg)
今回の3種のシギはみんな英語名にCommonがついている。考えてみると「普通」みたいな言葉をつける慣習は和名では思い浮かばない気がする。英語だとCommonがまずあって、それ以外がある、という発想なんでしょうかね。