尾瀬 その1 鳩待峠〜アヤメ平 / Oze Part. 1 Hatomachi-touge – Ayamedaira

尾瀬にやってきました。仕事の都合で関東に移ってから、最初の本格的な遠出。

自然を満喫できる場所でありながら、夜行バスが利用できるなど都心からのアクセスも比較的良い。西日本からだと、どうしてもここに行きたい!という意思がないとちょっと優先度が上がってこない。

草紅葉狙いの9月下旬、混雑のピークを回避するため土・日でなく日・月曜でプラン。

土曜の夜の新宿から、関越交通の夜行バス尾瀬号に乗って戸倉へ。まだ暗い4時半ごろに到着する。戸倉バス停でシャトルバスチケットを買い、更に鳩待峠行きを待つ。5時発のシャトルが続々とやってきて待機を始める。こうやって次々に運んでいるらしい。

想像より長くシャトルに揺られ、眠くなってきた頃に鳩待峠に到着。ここから大半の人は山の鼻を目指して下っていくが、今回のルートはアヤメ平経由で長沢新道を下り尾瀬ヶ原に向かう。写真右手、休憩所の裏側に入り口がある。

初めての尾瀬で、いきなりアヤメ平に登り始めるのはきっと一般的ではない。天邪鬼だとは思いつつも、光と、効率的なルート設定を考え抜いて設定した。

なお、この記事では私の目を通して見た尾瀬を写真で紹介していきます。登山やトレッキングのブログではないので、ギアや行程については気が向いた時に適当に触れるだけです。

アヤメ平まで、前半は大半が薮に囲まれた木道を進む。重厚なブナが立ち並ぶ。|Nikon D750 + SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG

今回は登山もあり荷物を厳選する必要から、悩んだ末にD750に16-35mm、50mmマクロ、85mm、70-300mm(DX)という構成となった。24-70mmでなく単焦点2本にしたのは、マクロと兼用したかったのと、個人的に85mmで自然を撮るのが好きだから。望遠ズームは迷ったが、鳥・動物用の念の為である。もう古いレンズだが50mmマクロを持ち出したのは結果的に大正解だった。

20cmはあろうかという巨大ナメクジを発見。何を食べているんだろう。|Nikon D750 + SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG

ダケカンバの付け根に苔が生す。|Nikon D750 + SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG

前日の雨もあり辺りは湿っている、木道はどこもツルツルで気を遣う。|Nikon D750 + SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG

今回はモノクロを積極的に狙うこともテーマにしている。光と影、構図に細心の注意を払いたい。|Nikon D750 + SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG

清楚な白が印象的だった。|Nikon D750 + SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG

森に朝日が差し込む。|Nikon D750 + SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG

3kmほど登り続け、ようやく視界が開ける。爽快!|iPhone12 pro

ここから頂上までは見晴らしの良いポイントも増える。ただし木道はかなり破損しており、斜めになっている上に滑りやすい場所もあり、注意。

広々とした空に木が伸びる。|Nikon D750 + SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG

サブカメラとしてiPhoneが意外にいい仕事をしてくれる。Lightroomアプリも使用。|iPhone12 pro

空に向かって登っていくような道。|Nikon D750 + SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG

厳しい環境に耐えて枝を伸ばしているような木もある。|Nikon D750 + SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG

アヤメ平には湿原が広がる。木道から外れることはできないので、写真撮影の自由度は低い。|Nikon D750 + SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG

天気は良く、人はまばら。格別の開放感を味わう。写真はないが、鷹の渡りルートでもあるらしく、次々と猛禽が上空に現れた。500mmがあれば…!|iPhone12 pro

アヤメ平の湿原と、燧ヶ岳|Nikon D750 + SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG

過去に観光客に踏み荒らされた湿原は、まだ本来の姿には戻ってないという。今もこうした保全、回復のための取り組みが伺える。

長沢新道方面に降りていく。振り返るとポカリと雲が浮かんでいた。|Nikon D750 + SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG

東電が今年設置した木道の刻印。

森の紅葉はまだまだだが、一足早い秋の気配。|Nikon D750 + SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG

いたるところに大木がある。|Nikon D750 + SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG

朽ちつつある木。|Nikon D750 + SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG

朽木にびっしりと生えた苔の隙間から、キノコが顔を出す。|Nikon D750 + SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG

この道中は50mmマクロが一本で大活躍した。|Nikon D750 + SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG

長沢新道はアヤメ平までの道のりと変わり、比較的急で、足場の悪いガレ場のような道も多い。湿った岩が滑るため引き続き、気の抜けない区間となった。撮影であちこち道草を食いつつも、ほぼ予定通りの11時過ぎに尾瀬ヶ原に到着。

ようやく尾瀬らしい風景が目の前に広がる。|Nikon D750 + SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DGで撮影した2枚をステッチ

その2へ続く

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